実際の試験問題で君たちがよく間違えるのが助動詞の用法である。ここでは大切な助動詞についてまとめておく。これは高校生になっても役に立つところです。しっかりと理解しよう。
(1)may
「〜してもよろしい。」という許可を意味する。
例) May I watch TV? テレビを観てもいい?
という具合に用いるが、その答え方が実に興味深い。
はいの場合。 Yes, you may. 「はい、いいですよ。」
いいえの場合。 No, you may not. 「いや、ダメです。(軽い禁止)」
でよいのだが、他にも答え方がある。ここを問う問題も案外多い。
はいの場合。 Yes, of course. Yes, certainly. Sure. Of course you may.
いいえの場合。 No, you must not. (強い禁止の意味を持つ。mustを用いることに注意。)
(2)can
「〜することができる。」という可能と「〜してもよろしい。」という許可の意味も持ち合わせている。「可能」については日頃君たちがよく使っているので、ここでは「許可」の例を示そう。
例) Can I use your telephone? 電話を借りてもいい?
この場合は全く(1)の may と同意で、答え方は上に記したとおりである。
(3)must
「〜しなければならない。」という義務の意味を持つ。なお注意すべき点は、否定文 must not では「〜してはいけない。」という禁止の意味を持つことである。したがって、
Must I study English? 英語を勉強しなくちゃだめかい?
という問いかけには、
Yes, you must. うん、しなくちゃだめだ。
これはいいだろう。ところが、「いいえ」の答えには
No, you don't have to. その必要はないよ。(重要!)
と答えなくてはいけない。もし must not を使えば、「断じて勉強してはならぬ。」という嬉しい意味をもつ言い方になってしまう。(強い禁止)
また、must には「〜にちがいない。」という思い込み(難しく言うと『肯定的推断』)の意味もあるが、中学英語ではほとんど問題にならない。
(4)Will you V原形 〜?
これは3つの用法を持つ。1)「〜するつもりですか?」と相手の意志を聞く用法。(ふつうの未来)2)「〜してくれませんか?」という依頼を表わす用法。3)「〜しませんか?」という勧誘(誘い)を意味に持つ用法。以上である。
それぞれの疑問文とその答え方を次にまとめよう。
1)相手の意志を聞くふつうの未来
Will you study English? 君は英語を勉強するつもりかい?
Yes, I will. するつもりだよ。
No, I won't. するつもりはないね。
2)依頼を示す用法
Will you help me with my homework? ぼくの宿題を手伝ってくれるかい?
Yes, I will. All right. Sure. いいよ、手伝おう。
No, I won't. いや、手伝わないよ。
3)勧誘を示す用法
Will you have some coffee? コーヒーはいかが?(勧誘の疑問文では答えに yes を期待するので慣用的に some を用いる。)
Yes, please. お願いします。
No, thank you. いいえ、結構です。
(4)Shall I V原形 〜?
「〜しましょうか?」と相手の意向を聞く言い方。
Shall I read the book? その本を読んであげましょうか?
Yes, please. はい、お願いします。
No, thank you. いいえ、結構です。
(4)Shall we V原形 〜?
「(自分とともに)〜しましょうか?」と相手を誘う言い方。(勧誘)
Shall we study Japanese? ぼくと日本語を勉強しましょうか?
Yes, let's. ええ、しましょう。
No, let's not. いいえ、やめておきましょう。
以上、君たちにとってややこしいと思われる助動詞を分類し、その疑問文と答えを中心にまとめてみた。恐らく今の君の頭の中は大混乱でパニクっていることだろう。しかしここは避けて通れない単元であるし、また試験によく問われるところでもある。苦手な助動詞については、君自身の手でしっかりまとめておくこと! ここでも「読む」「書く」「続ける」の3原則を貫き通すように。