to + V 原形
用法はたったの3つ。形、名、副の順に検討せよ。
不定詞を学習するには動詞についての理解が必須です。さて、ここで復習。『動詞』って何? 君はきちんと説明できるかい? わからなければきちんと自分で調べてね。簡単に説明すると、動詞とは主語の動作あるいは状態を表すものであった。
なぜ不定詞が大切なのか? ここで君に教えるね。
今、sing ( 歌う ) という動詞を例にとってみよう。会話の状況によってはただ単に『歌う』という動作だけでなく、『歌うこと』とか『歌うため』といったように意味に若干の拡がりをもたせる必要が出てくるだろう。このように動詞が単に動作を表すだけの用法から離れ、ある程度動詞の特徴を残しつつ場合によっては名詞風にも副詞風にも形容詞風にも使われる言い方の用法を不定詞という。
不定詞は to + 動詞の原形 で表され3つの種類がある。それは名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法である。ここでは僕の独断で形容詞的用法から説明していこう。
形容詞の働きは『名詞を修飾する』ことであった。ここで学ぶ不定詞の形容詞的用法とは単に『 to + 動詞の原形』のかたまりが名詞を修飾する用法であるに過ぎない。例えば、単なる『時間』という名詞に『出かける』という意味をくっつければ『出かける時間』となり名詞に具体的な意味合いがでる。( time to go ( start ) ) ここで必ず覚えよう。形容詞的用法の不定詞は必ず後ろから名詞を修飾する。具体的に3つの例文を下に示そう。暗記してしまうくらい読んでみよう。
You have a lot of things to do now. (今君にはやることがたくさんある。)
Give me something ( cold ) to drink. (何か(冷たい)飲み物をください。)
I don't have anything to say. (言いたいことは何もない。)
上の例文で青い単語が名詞で、赤く書いたものが形容詞的用法の不定詞である。それぞれが後ろから名詞を修飾している。
不定詞の名詞的用法とは、動詞に名詞的な意味合いをもたせる言い方である。次の3つの種類を覚えよう。
1)I want to play the guitar. 動詞の目的語句になる。(〜することを......する。)
『僕はギターを弾くことを欲する。』つまり『僕はギターが弾きたい。』
2)To speak English is interesting. 文の主語になる。
『英語を話すことはおもしろい。』
3)My wish is to be a teacher. 動詞をはさんで主語とイコールの内容に。
『私の望みは教師になることです。』
本来英語は日本語の訳で覚えるものではないが、上の3つの不定詞はそれぞれ『〜すること』と訳すことができる。
ちなみに『〜のしかた』という意味の how to + 動詞の原形 の用法もここに分類される。
I don't know how to swim. know という動詞の目的語句になっている。
『僕は泳ぐことの仕方を知らない。』つまり『僕は泳げない。』
君が学習している中学英語の範囲では、1)2)以外の用法が副詞的用法と考えてよい。副詞とは『動詞、形容詞、あるいは副詞を修飾するもの』をいう。不定詞の副詞的用法とは大きくわけて2つあり、(1)動詞を修飾するもの (2)形容詞を修飾するもの がある。
He went to America to study English.
不定詞(赤)が動詞(青)を修飾している。『彼は英語を勉強するためにアメリカへ行った。』
I am happy to see you.
不定詞(赤)が形容詞(青)を修飾している。『あなたにお会いできてしあわせです。』
まずは上の2つの例文を暗記してしまおう。
ここで不定詞の用法を識別する方法をまとめておこう。
キーポイントで示したように、形容詞用法か? 違えば名詞的用法か? それも違えば副詞的用法 といったふうに見ていけばよい。
(1)形容詞的用法
後ろから名詞を修飾していないか? 違えば
(2)名詞的用法
1)動詞の目的語句になっていないか? (〜することを........する)
2)主語になっていないか?
3)be動詞をはさんで主語とイコールの内容か? それも違えば
(3)副詞的用法
(1) (2) 以外で、動詞や形容詞を修飾していないか?
上に記したように、一定の順序で不定詞を見るクセをつけておくとその識別の際に戸惑うことがなくなる。まず君はここで目にした例文を耳に音が焼き付くまで読んで読んで読みまくること。次に実際に自分で文をまねて書いて不定詞の働きを実感するとよい。不定詞は入試のヤマですよ。ここでの理解をおろそかにするとアウトだよ。しっかりと足下を固める学習を行なって下さい。