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 key point No.18 関係代名詞

先行詞を見つけよ

代名詞の表を思い出せ

人か人以外か

that の特別用法に注意


 いよいよここで、中学英語最大にして最後のヤマともいえる関係代名詞を学ぶことになる。この関係代名詞については、高校に進学した後にさらに詳しく学ぶことになるが、ここでしっかりと基礎を固めておきたい。

 まずは一つだけ確認。君は代名詞についての理解は完璧だろうか?自信がなければもう一度、COMPLEMENT4. 代名詞の格(人称代名詞の表を作る)のところをしっかりと見直しておいてほしい。しっかりと復習ができてから、この先を読み進めていくこと。

 さて、関係代名詞の役目とは何かということから話を始めよう。関係代名詞の役目は「関連する2つの文章を1つに結びつける」ことにある。ここで「関連する2つの文章」というところに着目してほしい。例えば下の文章を見てもらおう。

  A) 私はある少年を知っています。     B) あの花はとてもきれいです。

 上に記した2つの文章には全く接点(関連)がない。したがって、1つに結びつけようにも結びつくわけがない。では次の2つの文章はどうだろうか。

  A) 私はある少年を知っています。     B) 彼はとても上手に英語を話します。

 この2つの文章には接点が見出せそうだ。なぜなら、A)とB)の文章を続けて読んだときに、A)に出てくる『少年』のことがB)の『彼』であることが明らかだからだ。この2つの文章であれば、関係代名詞によって結びつけることができるのだ。

 関係代名詞によって2つの文章を結びつける場合、まず後ろの文章の中から「代名詞」を抜き出し、その正体を前の文章の中に見つけよ。(正体は必ずある。なければ2つの文章は結びつかない。)前にある文中にある代名詞の「正体」を先行詞という。この用語は絶対に覚えておくこと。上に示した例文では代名詞が「彼」、先行詞は「少年」となる。

 次に後ろの文中にある「代名詞」の格を指摘する。(だから代名詞の表が大切になるのである。ここで自信のない君、もう一度「COMPLEMENT4. 代名詞の格」をキチンと復習しておくこと!)ここで関係代名詞の表が登場する。

 関 係 代 名 詞 の 表

     主 格所有格目的格
  人  whowhosewhom
 人以外 whichwhosewhich
人・人以外that----that

 20年前は上記の表をすべておぼえ込む必要があったが、君はこれらを全部おぼえる必要はない。なぜならば、現行の指導要領による教育方針では、関係代名詞の「所有格」は出題されず、また「人」「目的格」のwhomも出題されないからである。それにしても「いびつ」な指導を教師も生徒も強いられたものである。僕は何かが間違っていると思っている。しかし、本書はあくまで高校受験のための参考書なので、文句をいわず書き直そう。以下の表は必ずおぼえること。

 中学でマスターすべき関係代名詞の表

     主 格目的格
  人  who    
 人以外 whichwhich
人・人以外thatthat

1)関係代名詞の主格について

 次の2つの文をよく見てほしい。

  A) I know a boy.        B) He can speak English well.

 Bの文中の代名詞は「He」であり、Aの文中にあるこの代名詞の正体(すなわち「先行詞」)は「 a boy 」であることはたやすく理解できるだろう。「He」は主格でかつ「人」である。したがって、関係代名詞の表中にある「who」あるいは「that」を用いて、Bの文中の「He」を置きかえる。そしてそのまま先行詞に近いところ(ほとんどがその直後)に置けばよいのである。そうすれば、

 I know a boy who(あるいは that)can speak English well. (僕は英会話が堪能な男の子を知ってるよ。)

このように2つの文章は見事に1つの文章にまとめられる。

 では次の2つの文を見てみよう。

  A) I have a car.        B) It is new. 

 先ほどの例題と同様に、まずはBの文中にある代名詞を見つける。すでにお分かりのように代名詞は「It」であり、Aの文中にあるこの代名詞の正体(すなわち「先行詞」)は「 a car 」であることは説明を要さない。「It」は主格でかつ「人以外」である。したがって、関係代名詞の表中にある「which」あるいは「that」を用いて、Bの文中の「It」を置きかえる。そしてそのまま先行詞に近いところ(ほとんどがその直後)に置けばよいのである。そうすれば、

 I have a car which(あるいは that)is new. (僕は新車のオーナーさ。)

ここでも2つの文章は見事に1つの文章にまとめることができた。

2)関係代名詞の目的格について

 次に示す2つの文章を見てみよう。

  A) The boy can run fast.        B) I know him well.

 Bの文中の代名詞は「I」と「him」とで2つある。しかし、Aの文章中でこれら代名詞の正体(先行詞)をさがすと「I」の正体となるものは見当たらず、どうやら「him」の正体が「 The boy」であることがわかる。この「 The boy 」が「him」の先行詞なのである。「him」は目的格でかつ「人」である。したがって、関係代名詞の表中にある「人」に使える「that」を用いて、Bの文中の「him」を置きかえる。関係代名詞は文章と文章の接着剤みたいなものなので、Bの文章ではthatを先頭にもってきて、that I know well の形にし、そのまま先行詞に近いところに置けばよいのである。そうすれば、

 The boy that I know well can run fast. (僕がよく知ってるあいつは俊足さ。)

このように2つの文章はつながるのである。では、続いて以下の2つの文章を見よう。

  A) This is a table.        B) I bought it yesterday.

 先ほど同じように考えよう。Bの文中の代名詞は「I」と「it」とで2つある。しかし、Aの文章中でこれら代名詞の正体(先行詞)をさがすと「I」の正体となるものは見当たらず、どうやら「it」の正体が「 a table 」であることがわかる。その通りで、「 a table 」が「it」の先行詞である。「it」は目的格でかつ「人以外」である。したがって、関係代名詞の表中にある「人以外」に使える「which」あるいは「that」を用いて、Bの文中の「it」を置きかえる。関係代名詞は文章と文章の接着剤みたいなもの。Bの文章ではwhichあるいはthatを先頭にもってきて、which(あるいはthat)I bought yesterday の形にし、そのまま先行詞に近いところに置く。そうすれば、

 This is a table which(あるいはthat)I bought yesterday. (きのう買ったテーブルがこれ。)

という文章が完成する。なお、関係代名詞の目的格は省略が可能で、

 The boy I know well can run fast. 

 This is a table I bought yesterday. 

のように書いても誤りではないので、一応注意しておこう。

3)thatの特別用法について

 先行詞にall、every、最上級の形容詞、序数などがつくと、主格・目的格の関係代名詞には「that」を用いなくてはならない。

 This is all that I know about it. (これが僕がそのことについて知っていることのすべてさ。)


 

 関係代名詞には必ず慣れて、上手に使いこなせるようにしておきたい。僕の経験上、高校に進学してから英語の授業についていけない生徒は、たいてい関係代名詞が消化不良になっている。しっかり理解しておこう!君の健闘を祈る!    


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