key point No.20 文中の強勢

聞き手は何を知りたいか

話し手は何が言いたいか


「文中の強勢」とは、文の中でどの単語を一番強く読むかということで、試験問題には対話文の形で出題されることが多い。この手の問題を苦手に思う受験生は案外多いのでここでしっかりまとめておこう。君も頭の中をキチンと整理しよう。

では、実際の問題で考えてみよう。まず自分の力でやってみてください。

[ 問題 ]  次の対話文で、下線を引いた中からもっとも強く発音される単語を一つ選べ。

(1)Is the book on the table?

    No, it is under the table.

(2)Which pen will you take?

    I'll take this one.

(3)What do you do after school?

    I usually study after school.

(4)Is that red car yours?

    No. The yellow one is mine.

(5)Where do you live?

    I live in America.  Where do you live then?

<解説>

 上の「キーポイント」に記したように、『聞き手は何を知りたいか、話し手は何が言いたいか』ということを常に念頭に置こう。

(1) この文では「その本はテーブルの上にあるか?」と聞かれて No と答えている。そう、話題になっている本はテーブルの上にはないのである。ではこの文を質問した人は『何が知りたい』のか? まずここをしっかりと考えることが大切。聞き手はその本がどこにあるかが知りたいのである。だからその場所を言い表わす単語を強く発音すればよいのだ。答えの文では「それは机のにある。」と言っているよ。もういいね。答えは under 。

(2)「どっちのペンを持っていくの?」と聞き手は選択をせまっている。ならば答える側としては「この」ペンとか「あの」ペンとか「その」ペンてか、しっかり聞き手がわかるように答えればよい。『このペンを持っていくよ。』と答えている。もういいですナ。答えは this 。

(3)「放課後に君は何をしているの?』と聞かれている。答える側は「〜しているよ」ときっぱりと言い切ればいい。この問題は簡単でしょう。答えは study 。

(4)「あの赤い車は君のものかい?」とたずねられて No と答えている。ということは「赤い車」は答え手のものではない。聞き手は「どの車が君のもの?」が知りたいわけだから、それがハッキリする単語を強調すればよい。答えは yellow 。

(5) ちょっと難しい問題だったかも知れないね。質問は「君はどこに住んでいるの?」である。それを聞かれて答えは「アメリカに住んでいます」である。さらにこう続く。「ところで君はどこに住んでいるの?」と同じ質問を逆に聞き返している。わかるかな? そうそう、「じゃあ君は?」という感じになるね。答えは you 。

 文中の強勢をたずねる問題をいくつか取りあげてみたが、基本はキーポイントに示したように『聞き手は何を知りたいか、話し手は何が言いたいか』ということに尽きる。対話文の内容をよく把握して、その方針にそって正解をみつけよう。極端な難問はないが、うっかりミスがよく見受けられるところ。注意しつつ問題に取り組もう。


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