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最近読んだ本 パート2
前回に引き続き、最近読んだ本の中で良かったものを紹介します。もし興味を持たれたなら、是非あなたも一読してみてください。

人生が楽しくなるヒント 斉藤茂太著 PHP文庫
仕事にせよプライベートにせよ、私たちはストレスを負いっぱなしの生活を余儀なくされる時代に生きていますが、ともすれば生きることにヘトヘトに疲れきってしまう人生に少しでも楽しみを見つけるためのヒントを示唆してくれる本です。著者は自らが精神医学に携わっておられるドクターであり、ご自分の体験をもとに気楽に趣味や遊びに興じることの楽しさを私たちに教えてくれています。

注文の多い料理店 宮沢賢治著 新潮文庫
お恥ずかしながら僕は宮沢賢治の童話がこの歳になって好きになりました。今まではただ単に子供達に読んで聞かせるだけの物語と簡単に考えていたのですが、今読み返してみると、これらは仏教の思想に基づいた大変に意味の深いテーマを各々持っているのですね。そこには動物や自然や架空の生き物(もちろん人間もですけど。)の姿や言葉を通じて私たちの持つエゴや弱さ、優しさなどが見事に描かれ、彼の創造力の豊かさ、仏教への帰依が強く感じられます。

勇気ある言葉 遠藤周作著 集英社文庫
僕は狐狸庵先生のエッセイが大好きなので暇さえあれば何度も読み返しています。この本はことわざや格言などをおもしろおかしく解説しているものなのですが、笑いや皮肉の中にちょっと意味深な教訓が含まれていて思わず考えさせられてしまいます。ですが気楽に読める本なので是非お勧めします。特に『錦の御旗』を読んでみてください。

夏の庭 湯本香樹実著 新潮文庫
僕は小説を読むのがちょっと苦手なのですが、たまには小説も手にしてみようではないかと殊勝な気持ちで先日書店に出かけましたが、読みやすい(親しみやすい)ものを、と思いつつめぐりあったのがこの本です。作者は成長期の少年たちが持つ独特の感情や『死』への感心、そしてある日知り合った一人暮らしの老人の死がもたらす彼らの心の成長を実に爽やかに優しく描いています。つい自分の少年時代の姿に重なって懐かしくなってしまいます。

『非まじめ』のすすめ 森政弘著 講談社現代新書
『まじめ』でもなければ『不まじめ』でもない。『非まじめ』の精神で物事を観察し、考え、実行していこうと作者は呼びかけます。たしかにどのようなことでも真面目に突き進んで行き詰まってしまうなんてことは日常よく経験しますよね。でもその時に『非まじめ』に物事を立体的、多面的に考えていく姿勢で困難は打破できると断言されています。著者は科学者ですが、なんだか仏教でいうところの『中道』の精神に通じるところがありますね。